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(WS=Win Shares:勝利に対して選手にどれだけ貢献度があったかを表す指標で、3で割るとその選手の貢献した勝利数が算出される。

ピンク色→新外国人、移籍選手 茶色→昨年のシーズン中ドラフトでの指名選手 

参考→https://www.ptt.cc/bbs/Sabermetrics/M.1413185408.A.3D9.html)

 

 昨年台湾シリーズ連覇を果たせなかった統一。今年はチームが抱える高齢化の問題とも向き合いながら戦いを進めることとなる。投手陣は先発に賈斯汀、大衛の新外国人2人以外は昨年とほぼ変わらない陣容となりそうだ、一方リリーフは陳韻文、江辰晏といったプロスペクトに2年目の邱浩鈞、戦力外から入団した林其緯などが新しい顔として加わり、若返りを見せそうだ。セットアッパーには新外国人華納、抑えは郭泓志が任されるも郭泓志は開幕には間に合わず華納が抑えを務める見通し。

 野手陣は昨年ベンチを温めることが多かった大ベテラン張泰山が4番に座り打線の屋台骨を担う。ただし前述したように高齢化の波は野手に顕著で特にここ数年成績が低下している34歳の高志綱、昨年2HRに終わった37歳の高國慶、毎年フルシーズンを戦い抜けていない34歳の潘武雄あたりの後釜は今すぐにでも出てきてほしいところ。幸い捕手では2年目の薛惟中がオープン戦でアピールしており今年は出番を大きく増やし、外野手も羅國龍、方昶詠などが競争に割って入ることができそう。昨年は特に見どころもなく気付けば一年が終わっていたという印象の統一だが、今年は郭泰源投手コーチ兼ヘッド、フィル・プランティアー打撃コーチを新たに首脳陣に迎え2年ぶりのシリーズ制覇へ歩みを進める。

 

 

2015年ベストメンバー

 

4林志祥 93G .308 0 22 .719 

8唐肇廷 84G .280 3 23 .655  

7潘武雄 85G .267 7 50 .782

D張泰山 57G .280 5 28 .746 

6陳鏞基 100G .314 6 54 .809

9劉芙豪 109G .271 11 58 .754

3鄧志偉 114G .258 11 57 .739

2高志綱 86G .262 0 26 .656     

5周廣勝 51G .242 0 17 .605

 

(控え)

・捕手   薛惟中 凃壯勳 陳俊輝 

・内野 高國慶 買嘉儀 黃恩賜 劉育辰

・外野 羅國龍 郭俊佑 朱元勤 郭岱琦

 

(先発)

潘威倫(10G 5勝1敗 62.2IP 2.59)

賈斯汀(新外国人)

大衛(新外国人)

廖文揚(23G 10勝5敗 130.1IP 3.87

羅錦龍12G 6勝3敗 63.1IP 3.27

王鏡銘(23G 1勝2敗 78IP 5.19

(中継ぎ)

傳于剛(56G 6勝3敗2S22H 61.2IP 4.09)

林岳平(43G 3勝4敗9H 38IP 4.97)

高建三(33G 1敗7H 28.2IP 4.08)

江承峰(27G 2勝4敗4H 69.2IP 2.46)

邱子愷(38G 1勝3敗9H 39.2IP 3.86)

邱浩鈞(一軍出場なし)

陳韻文(一軍出場なし)

林其緯(6G 2敗 13IP 7.62)

江辰晏(4G 1勝1H 14.2IP 3.07)

(セットアッパー)

華納(新外国人)

(抑え)

郭泓志(50G 6敗27S4H 48.2IP 2.59)

 


・監督、コーチ

 

(一軍)

監督:87陳連宏

投手コーチ兼ヘッドコーチ:88郭泰源

投手コーチ補佐:88鄭博壬

打撃コーチ:98フィル・プランティアー

守備コーチ:78王子菘(~6/30)→53黃甘霖(7/1~)

トレーニングコーチ:79一色優

バッテリーコーチ:72高政華

内野守備コーチ:76許聖杰

外野守備コーチ:92莊景賀


 

(二軍)

監督:53黃甘霖(~6/30)→78王子菘(7/1~)

投手コーチ:70潘俊榮

守備コーチ:89楊松弦

トレーニングコーチ:77許峰賓

 


・投手

 

10 廖文揚(リャオ・ウェンヤン) 28歳 右右

 

台南市出身

高苑工商-中國文化大學-合作金庫-國家儲訓-統一7-ELEVEn獅(11~) 10年D2位


統12 46試合(8先発) 9勝3敗4H 106IP ERA4.25 K/9 6.62 BB/9 4.50 K/BB 1.47 GO/AO1.13 FIP4.49 QS12.5%

統13 32試合(10先発) 4勝4敗5H 82.2IP ERA2.07 K/9 5.77 BB/9 4.03 K/BB 1.43 GO/AO1.08 FIP3.75 QS30.0%

統14 23試合(21先発) 10勝5敗 130.1IP ERA3.87 K/9 5.25 BB/9 3.45 K/BB 1.52 GO/AO0.84 FIP4.49 QS47.6%

 

先発の柱に躍り出た右腕。昨年はキャリアを通して初めて先発として投げぬき自身初の規定投球回&10勝。低めに投げ込む細かい制球力はないものの、好調時は高めのストレートを勝負球に三振を奪える。

 

 

41 王鏡銘(ワン・ジンミン) 29歳 右右

台東縣出身

台東體中-開南大學-La New熊レンタル-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(10~) 08年D1位

 

統12 45試合 7勝2敗5S15H 47IP ERA2.49 K/9 9.96 BB/9 2.11 K/BB 4.73 GO/AO0.69 FIP3.71 

統13 35試合(9先発) 9勝3敗13H 83IP ERA2.93 K/9 5.75 BB/9 2.39 K/BB 2.41 GO/AO0.79 FIP3.29 QS55.6%

統14 23試合(12先発) 1勝2敗 78IP ERA5.19 K/9 4.96 BB/9 3.23 K/BB 1.54 GO/AO0.85 FIP4.08 QS58.3%

 

2年契約の1年目となった昨シーズンは成績を落とし自己最低の1勝に終わった。6月には水疱瘡にかかり、治ったかと思えば右肩炎症に悩まされるなど怪我と戦った一年。今年は開幕から若手投手も加わった熾烈な先発ローテに争いに加わることとなる。

 

 

38 江承峰(ジャン・チェンフォン) 27歳 右右

嘉義市出身

強恕中學-台北體院-崇越科技-國訓中心-台北市-統一7-ELEVEn獅(13~) 12年D4位

 

統13 28試合(5先発) 2敗2H 51.2IP ERA4.88 K/9 2.96 BB/9 2.79 K/BB 1.06 GO/AO1.41 FIP3.87 QS20.0% 

統14 27試合(6先発) 2勝4敗4H 69.2IP ERA2.45 K/9 3.23 BB/9 2.71 K/BB 1.19 GO/AO1.36 FIP4.61 QS83.3%

 

2年目で大きな成長を見せた右腕。昨年は外国人が2人になった7月中旬から8月中下旬までローテに入り、先発6試合中5試合でQS。リリーフでもERA2点台と異なる役割で首脳陣の期待にきっちり応えた。今年は昨年好投しながらも果たせなかった先発でのプロ初勝利を達成したい。

 

 

71 羅錦龍(ルォ・ジンロン) 30歳 右右

高雄市出身

高苑工商-ロッキーズ-米独立バーンストーマーズ-統一7-ELEVEn獅(13~) 12年D1位

 

統13 19試合(19先発) 10勝4敗 111IP ERA3.65 K/9 4.22 BB/9 1.78 K/BB 2.36 GO/AO1.82 FIP3.71 QS52.6%

統14 12試合(12先発) 6勝3敗 63.1IP ERA3.27 K/9 3.41 BB/9 1.85 K/BB 1.85 GO/AO1.45 FIP3.45 QS50.0%

 

怪我に泣かされた大型右腕。1年目から10勝を挙げ台湾人先発の柱として期待された昨年は7月末に肩の炎症で二軍落ち、約一か月で復帰予定もMRT検査の結果思いのほか重症だったようで投球内容は良かったものの早々とシーズン終了となってしまった。これ以外にも二度の試合中の打球直撃、腰の違和感など健康と運に恵まれない一年だった。オフには改めて2年契約を結び、4年交際した彼女とも結婚。チーム内では人格者との評判が高く台湾に戻ってからも車を買わず、バイクで球場まで通っているとのこと。今年は怪我の影響から調整が遅れ復帰は早くて4月上旬か。

 

 

18 潘威倫(パン・ウェイルン) 33歳 右右

屏東縣出身

美和中學-輔仁大學-別府大学-合作金庫-統一獅(03~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 03年D1位

 

統12 3試合(3先発) 1勝 16IP ERA0.56 K/9 3.94 BB/9 1.13 K/BB 3.50 GO/AO2.58 FIP3.06 QS33.3% 

統13 20試合(20先発) 6勝9敗 105.1IP ERA5.47 K/9 3.08 BB/9 1.03 K/BB 3.00 GO/AO1.10 FIP4.33 QS30.0% 

統14 10試合(10先発) 5勝1敗 62.2IP ERA2.59 K/9 3.02 BB/9 2.01 K/BB 1.50 GO/AO1.29 FIP3.66 QS60.0%

 

一年間活躍を見せてほしい統一の大エース。昨年は2月末トレーニング時に転倒し右手手のひらにヒビが入り5月からの登板と出遅れるも約2カ月間安定した投球を見せたが、7月下旬にまた転倒により右手手のひらを故障し以降の登板はなかった。昨年は義大戦に強く5試合で3勝、ERA0.82。ここ4年満足できる成績を残せていないが、郭泰源投手コーチ兼ヘッドコーチからは開幕投手として名前を挙げられている。今年狙える記録としては残り87個に迫った通算1000奪三振。


 

42 傅于剛(フ・ユーガン) 27歳 右右

台南市出身

台中高農-嘉義大學-台中威達-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(12~) 10年D6位

 

統12 48試合 4勝1敗12H 67.2IP ERA1.20 K/9 8.38 BB/9 1.46 K/BB 5.73 GO/AO0.72 FIP2.51

統13 58試合 1勝1S9H 64.2IP ERA1.67 K/9 6.68 BB/9 3.06 K/BB 2.18 GO/AO0.49 FIP3.40

統14 56試合 6勝3敗2S22H 61.2IP ERA4.09 K/9 5.25 BB/9 0.88 K/BB 6.00 GO/AO0.42 FIP4.05

 

安定感を取り戻したいリリーフの柱。昨年は過去2年見せたピッチングが見られず、フライボールピッチャーであることを考慮しても被本塁打7本はあまりにも多い。不振の原因は13年に故障した肩の炎症の影響でストレートの球速が遅くなっていること。12年に最速150kmも、13年146km、昨年は144kmと年々スピードが出なくなり、140kmも出ないこともしばしば。やむなく変化球に頼り、球数が増えるピッチングになってしまった。以前のようにストレート中心に押していく力強い投球を見せたいところだ。

 

 

00 郭泓志(グォ・ホンジー) 34歳 左左

台南市出身

南英商工-ドジャース-マリナーズ-カブス-統一7-ELEVEn獅(14~)

 

統14 50試合 6敗27S4H 48.2IP ERA2.59 K/9 12.39 BB/9 3.14 K/BB 3.94 GO/AO1.06 FIP2.02

 

経験豊富な統一の守護神。3年総額4080万元の大型契約、獲得のためドラフト3巡目までを放棄という大きな犠牲を払ったチームの期待にはそれなりに応えたが物足りなさも若干残った。5回の救援失敗、アウェーでERA4.64と抑えとして固定されたものの安定感が今一つだった。本拠地最終戦となった10月4日の義大戦で「3番・DH」で出場も5打数ノーヒット。今年はホームでの試合限定で代打起用プランがあるとか。今年は調整の遅れにより開幕には間に合わず復帰は3月末から4月上旬となる模様。

 

 

39 邱子愷(チョウ・ズーカイ) 28歳 左左

台中市出身

西苑中學-台灣體院(富邦公牛)-レッズ-台中威達-統一7-ELEVEn獅(13~) 12年D3位

 

統13 45試合 2勝1敗1S6H 42.2IP ERA2.11 K/9 5.70 BB/9 4.01 K/BB 1.42 GO/AO0.94 FIP4.24 

統14 38試合 1勝3敗9H 39.2IP ERA3.86 K/9 5.90 BB/9 2.95 K/BB 2.00 GO/AO1.00 FIP3.88 

 

ワンポイントとして成長したい左投手。昨年は対左に打たれ被打率.318(対右.247)、今年浴びた2本のHRも全て左投手。2年連続で対左の被打率が悪く、貴重な左のワンポイントとして期待されているだけに要改善。

 

 

17 林岳平(リン・ユエピン) 33歳 右右

高雄市出身

三民高中-台灣電力-國家儲訓-統一獅代訓-統一獅(05~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 03年代訓D1位

 

統12 34試合 1勝4敗23S 34IP ERA4.50 K/9 8.21 BB/9 5.03 K/BB 1.63 GO/AO1.52 FIP3.80

統13 44試合 2勝4敗20S2H 40.2IP ERA2.66 K/9 5.75 BB/9 5.09 K/BB 1.13 GO/AO1.37 FIP4.06

統14 43試合 3勝4敗9H 38IP ERA4.97 K/9 4.97 BB/9 3.79 K/BB 1.31 GO/AO1.53 FIP4.74

 

役割が変われどもブルペンを支えるベテラン。昨年は6年間慣れ親しんだ抑えから中継ぎに配置転換、年々悪化していたBB/9は改善されたがFIPは悪化し続けシーズン通しては今一つだった。11年にmax156kmを出したこともあったが現在は150kmに達することも少なく速くとも146km前後と衰えは否めない。しかしながらフォークとの組み合わせで打者に対するスタイルはいまだ健在。

 

 

19 高建三(ガオ・ジェンサン) 42歳 右右

台東縣出身

華興中學-輔仁大學-陸光棒球隊-和信鯨(98~02)-中信鯨(03~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 


統12 53試合(2先発) 2勝4敗20H 59.2IP ERA3.62 K/9 5.88 BB/9 3.47 K/BB 1.70 GO/AO1.25 FIP4.28 QS0%   

統13 59試合 3勝4敗25H 58.2IP ERA2.15 K/9 4.76 BB/9 2.76 K/BB 1.72 GO/AO1.17 FIP3.73 

統14 33試合 1敗7H 28.2IP ERA4.08 K/9 2.51 BB/9 2.51 K/BB 1.00 GO/AO0.92 FIP5.35 

 

40過ぎてもなお盛んな大ベテラン。昨年は史上初の通算600試合登板を達成したがシーズン通しては不振で開幕から選手登録を外れ、また6年ぶりに二軍での登板も経験。統一移籍以降最少の33試合、ERAもワーストだった。年々K/9が悪化しているのが気がかりで、またフライアウトも増加傾向。今年で2年契約が終了するが、どこまで長く選手生活を続けられるだろうか。台湾人投手の職棒最年長登板記録は劉義傳の43歳8カ月、外国人投手を含めた最年長登板記録は馬力龍の44歳。

 

 

16 江辰晏(ジャン・チェンヤン) 20歳 左左

台中市出身

西苑中學-統一7-ELEVEn獅(13~) 13年高D1位

 

統14 4試合(1先発) 1勝1H 14.2IP ERA3.07 K/9 5.52 BB/9 4.30 K/BB 1.29 GO/AO0.58 FIP4.22 QS100%

 

開幕一軍で先発ローテ入りが期待される若手左腕。昨年は今シーズン最後の登板となった10月5日のLamigo戦でプロ初先発、7.1IP/3Rで見事プロ初勝利を挙げた。郭泰源投手コーチ兼ヘッドコーチが非常に大きな期待を寄せる一人で、左腕先発が不足しているチームにとってその存在感は増している。ゆったりと足を高く上げるフォームから速い時で142~143kmを計時するストレート、スライダー、カーブを投げこむ。まだコマンドに難があり昨年二軍で49.2IP/31BB。

 

 

47 李瑋華(リ・ウェイファ) 30歳 左左

台中市出身

南英商工-嘉義大學-代訓紅レンタル-合作金庫-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅代訓(09~) 07年D1位


統12 55試合 1勝2H 49.1IP ERA4.01 K/9 4.74 BB/9 3.47 K/BB 1.37 GO/AO0.76 FIP4.78 

統13 21試合 1H 13.1IP ERA5.40 K/9 4.73 BB/9 4.05 K/BB 1.17 GO/AO0.63 FIP3.72 

統14 13試合 1勝2H 13IP ERA6.23 K/9 5.54 BB/9 4.85 K/BB 1.17 GO/AO0.35 FIP5.25

 

もう一度再起をかける左のワンポイント。ポジションの被る邱子愷の入団以降登板機会が減り、戦力外通告を受けたが本人のプロへのこだわりは強く、また練習態度の真面目さなどが評価され1月にチームに合流し練習に参加、2月に再契約となった。月給は8.7万元から5万元程度に減額とみられるが二軍で昨年最多セーブ(7S)を獲得し23試合でERA1.59と力は残っている。再び得たチャンスをまた一軍で生かしたい。

 

 

31 李金木(リ・ジンム) 30歳 右右

屏東縣出身

美和中學-中國文化大學-中信鯨代訓-La New熊(09)-兄弟象(10~12)-統一7-ELEVEn獅(12~) 07年D5位


兄統12 9試合(3先発) 3敗 29.2IP ERA8.80 K/9 4.25 BB/9 4.55 K/BB 0.93 GO/AO0.97 FIP7.40

統13(二軍) 10試合(3先発)1S 22IP ERA4.91 K/9 5.73 BB/9 4.09 K/BB 1.40 GO/AO1.27 

統14 5試合(1先発) 1敗 9IP ERA9.00 K/9 8.00 BB/9 5.00 K/BB 1.60 GO/AO1.50 FIP6.18

 

移籍後結果を出せていない右腕。12年途中にトレードで移籍後は一軍で勝ち星すらあげられず、そろそろクビもちらついてきた。二軍では昨年チーム最多の82IPを投げ12回先発として起用された。

 

 

45 蔡萬霖(ツァイ・ワンリン) 27歳 右右

基隆市出身

強恕中學-輔仁大學-中信鯨レンタル-台北縣-國家儲訓-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅代訓(12~) 10年D4位


統12 9試合(2先発) 1勝1敗 16.1IP ERA2.20 K/9 3.86 BB/9 4.41 K/BB 0.88 GO/AO2.45 FIP4.97  QS0%

統13 4試合(1先発) 1敗 4.1IP ERA4.15 K/9 2.08 BB/9 4.15 K/BB 0.50 GO/AO1.50 FIP5.04 QS0%

統14 3試合 6IP ERA0.00 K/9 3.00 BB/9 1.50 K/BB 2.00 GO/AO0.88 FIP3.23 

 

リリーフでチャンス掴みたい右腕。昨年は一軍では3試合の登板に終わるも失点はゼロと上々の投球。二軍でも登板機会は7試合と少なかったがチャンピオンシップ第5戦で6.2IP/0Rと好投し統一のファーム優勝に貢献した。昨年の一軍での登板でストレートが135km前後しか出ていなかったのは気がかり。

 

 

28 黃俊欽(ファン・ジュンチン) 28歳 右右

台南市出身

強恕中學-嘉義大學-統一獅レンタル-統一7-ELEVEn獅代訓-台中威達-統一7-ELEVEn獅(12~) 10年D12位

 

統12 3試合 4.1IP ERA10.38 K/9 2.08 BB/9 6.23 K/BB 0.33 GO/AO0.71 FIP5.18  

統13 2試合 4IP ERA6.75 K/9 0.00 BB/9 6.75 K/BB 0.00 GO/AO1.20 FIP5.67 

統14 3試合 5IP ERA18.00 K/9 1.80 BB/9 7.20 K/BB 0.25 GO/AO1.00 FIP11.20

 

右のリリーフでチャンス掴みたい選手。昨年も一軍で登板機会を与えられたが結果を残せず、24試合に登板した二軍でのERAも1.24→4.41に悪化。右の若手リリーフの台頭が著しく、社会人卒の4年目ということを考慮すればいよいよ今年がラストチャンスか。

 

 

23 林家瑋(リン・ジャウェイ) 28歳 左左

雲林縣出身

西苑中學-中國文化大學-台中威達-La New熊代訓-Lamigo桃猿(11~13)-統一7-ELEVEn獅(14~) 09年D3位


ラ12 62試合 2勝4敗5S15H 89.2IP ERA3.51 K/9 7.13 BB/9 4.32 K/BB 1.65 GO/AO1.04 FIP4.16 QS0%

ラ13 7試合 5IP ERA5.40 K/9 5.40 BB/9 7.20 K/BB 0.75 GO/AO1.20 FIP7.22

統14 2試合(1先発) 1敗 2.2IP ERA27.00 K/9 10.13 BB/9 6.75 K/BB 1.50 GO/AO0.75 FIP3.40 QS0%

 

かつての輝きを取り戻したい左腕。トレードで移籍した昨年は二軍で12先発をこなし80.1IP 5勝7敗 ERA4.28、59Kで奪三振のタイトルも一軍ではわずか2試合の登板に。今年本人が掲げる目標は昨年二軍で36BBと多かった四球の減少と、一軍でセットアッパーとして一年間シーズンを過ごすこと。

 

 

47 賴泊凱(ライ・ボカイ) 26歳 右右

台中市出身

台中高農-台灣體院-合作金庫-國訓中心-合作金庫-統一7-ELEVEn獅(14~) 13年D5位

 

統14 1試合(1先発) 1敗 2.1IP ERA23.14 K/9 0.00 BB/9 11.57 K/BB 0.00 GO/AO1.00 FIP12.83 QS0%

 

昨年は8月17日のLamigo戦でプロ初先発も2.1IP/6R、陳俊秀にプロ初HRを献上するなどほろ苦い思い出に。二軍では22試合 65.1IP 6勝4敗 ERA4.82。

 

 

43 張耀文(ジャン・ヤオウェン) 25歳 右右

台中市出身

三信家商-仰德高中-マリナーズ-台灣體大-崇越科技-統一7-ELEVEn獅(14~) 13年D7位

 

統14 1試合 0IP ERA∞ K/9 - BB/9 - K/BB - GO/AO- FIP-

 

怪我に苦しんだ右の本格派。昨年は2月に交通事故で右足を骨折し出遅れ二軍の初登板が7月29日と出遅れ5試合の登板のみ。8月28日の兄弟戦で一軍初登板を果たすも3安打1四球、アウト取れず降板とプロの洗礼を浴びた。今年の紅白戦で投げた後に茂野吾郎ばりに帽子がよく脱げることが話題に。10球中6~7球は脱げていたとか。

 

 

46 黃靖幃(ファン・ジンウェイ) 20歳 左左

台南市出身

南英商工-統一7-ELEVEn獅(13~) 13年高D2位

 

統14(二軍) 18試合 1勝 8.2IP ERA7.27 K/9 8.31 BB/9 17.65 K/BB 0.47 GO/AO1.13

 

若手左腕。昨年は二軍で1イニングに満たないリリーフでの登板がほとんどを占めK/9、BB/9共に高い数値を残すあたりはまだまだ粗削り。

 

 

48 王朝民(ワン・チャオミン) 20歳 右左

南投縣出身

高苑工商-統一7-ELEVEn獅練習生-統一7-ELEVEn獅(14~) 14年D6位

 

統14(二軍) 5試合 1勝 6IP ERA6.00 K/9 0.00 BB/9 7.50 K/BB 0.00 GO/AO1.00

 

癌と闘った右腕。高1時に悪性リンパ腫が見つかり治療に専念、プロ入りを諦めていたものの統一が伸びしろを見込み獲得。発病前はいい投手だったので練習生として合流させたら半年どんどん良くなっていき、定期健診でも問題なかった。彼の夢を叶えさせてやりたいと思ったのでチャンスを与えた。彼の病気が完全に治れば潘威倫クラスになれる」と蘇泰安GM。


 

12 陳韻文(チェン・ユンウェン) 20歳 右右

屏東縣出身

屏東高中-統一7-ELEVEn獅(14~) 14年D1位

 

今年は勝ちパターンで姿を見られるかもしれない期待の若手右腕。最速152kmをマークした直球が最大の武器だが、今オフは課題である変化球の制球改善に取り組んだ。3月初旬に肘の違和感で出遅れたが今年は一軍でリリーフとしての登板機会が多くなるものとみられる。「若いうちからあれだけ投げられるのは良いが、先発はまだ早い」と郭泰源投手コーチ兼ヘッド。今シーズンをエースへの足がかりの一年とすることができるか注目。

 


37 邱浩鈞(チョウ・ハオジュン) 25歳 右右

台北市出身

平鎮高中-中國文化大學-新北市-國訓中心-統一7-ELEVEn獅(14~) 14年D5位

 

細身ながら力強いボールを投げる右腕。体脂肪はわずか6%の体躯から最速149kmの直球を投じメンタルも強い。持ち球はスライダー、SFF、カーブ。昨年登板はなかったもののオフでアピールし開幕一軍入り、右のリリーフとしての活躍が期待される。

 

 

30 華納(ワーナー・マドリガル) 31歳 右右 

ドミニカ出身

エバンジェリナロドリゲス高-エンゼルス-レンジャース-ヤンキース-ダイヤモンドバックス-中日ドラゴンズ-ナショナルズ-統一7-ELEVEn獅(15~)

 

セットアッパーを任される右腕。13年に中日でプレーし31試合 2勝 ERA3.23。昨年はナショナルズの2Aと3Aでプレーし計36試合 4敗8S ERA3.55。13年は平均145kmのストレートが66%と全体の3分の2を占め、スライダー、シュート、フォークなどを投じていた。今年は8回を任される予定だが郭泓志が開幕から出遅れたため抑えでシーズン序盤はスタートする。

 

 

33 賈斯汀(ジャスティン・トーマス) 31歳 左左 

アメリカ出身

ヤングスタウン州立大-マリナーズ-パイレーツ-レッドソックス-ヤンキース-アスレチックス-北海道日本ハムファイターズ-エンゼルス-起亜タイガース-統一7-ELEVEn獅(15~)

 

先発としての活躍が期待される左腕。昨年まで兄弟に在籍した同姓のブラッド・トーマスと同じく日米台韓の4球団でプレーする選手となる。昨年はエンゼルス3Aで20試合 4勝8敗 ERA5.99、7月末に起亜へ移籍し10試合 2勝2敗 ERA4.44。元ラミゴのブライアン・バレス、元統一のネルソン・フィゲロアから職棒に関する情報を得て来台、平均球速は140kmと速くはないがスライダー、チェンジアップ、シンカーとの組み合わせで三振を奪えるタイプもコマンドはアバウト。

 

 

40 大衛(デビッド・パーシー) 33歳 左左 →5/6に解雇 

アメリカ出身

オクラホマ大-ブルージェイズ-アスレチックス-タイガース-フィリーズ-ホワイトソックス-米独立・サマセットペイトリオッツ-統一7-ELEVEn獅(15~)

 

キャリア豊富な先発左腕。MLB通算111試合に登板、昨年はホワイトソックス3Aと米独立に在籍し計21試合 3勝2敗2S ERA3.36。投球の約半分を占めるフォーシームにスライダー、ツーシームが持ち球だがMLB通算のBB/9が5.2と制球に難あり。

 

 

52 馬力斯(ダグ・マシス) 32歳 右左 →5/13に登録、7/29に解雇 

アメリカ出身

ショーロー高-セントラルアリゾナ大-ミズーリ大学コロンビア校-レンジャーズ-ジャイアンツ-アスレチックス-サムソンライオンズ-レッドソックス-千葉ロッテマリーンズ-マーリンズ-パイレーツ-レンジャーズ-レイズ-統一7-ELEVEn獅(15~)

 

新たに先発の穴を埋める右腕。解雇となった大衛に代わってローテの一角を5月中盤から担う。MLB通算45試合に登板、昨年はレンジャーズ、レイズの3Aでリリーフメインにプレーし計28試合(3先発)2勝3敗 71IP ERA3.68。11年にサムソン、12年には千葉ロッテでプレー、アジア球界の経験も豊富。140km中盤のストレートにスライダー、シンカーなどを組み合わせ打たせて取る投球が持ち味だがここ2年のBB/9が4.0、5.1と高いのは気がかり。それでも昨年末のベネズエラウインターリーグでは10試合(9先発)でERA2.47、BB/9は2.9と安定感ある投球を披露。統一はチーム全体の投手陣が好調なだけに、先発ローテで安定した投球を披露すれば優勝にぐっと近づく。

 

 

22 銳克(ザック・セゴビア) 32歳 右右 →8/12に登録 

アメリカ出身

フォーニー高-フィリーズ-ナショナルズ-ヤンキース-ブルワーズ-タイガース-メキシカンリーグ・モンクローバスティーラーズ-米独立・ヨークレボリューション-メキシカンリーグ・メキシコシティレッドデビルズ-メキシカンリーグ・モンクローバスティーラーズ-レンジャーズ-パドレス-統一7-ELEVEn獅(15~)

 

ついに一軍昇格のチャンスが巡ってきた外国人右腕。ストレートを軸にスライダー、チェンジアップなどの変化球を投じる。メジャーでは07年と09年に計9試合登板しており、今季はパドレス2Aと3Aでプレーも6月21日にリリースされ計11試合3勝2敗 ERA6.75。シーズンオフもドミニカ、ベネズエラ、プエルトリコのウインターリーグにここ数年は毎年出場している。7月上旬に予備の外国人として獲得され一軍登録までに二軍で3試合を投げERA4.20。12年からはほとんど先発での登板がメインで、統一でも解雇となった馬力斯の穴埋めとして、二軍でスタンバイしている新外国人銳迪との競争になりそうだが外国人獲得期限の8月末までまずは好投を見せたいところ。義理の父親は96~97年に中日と阪神でプレーしたダネル・コールズ。


 

51 林其緯(リン・チウェイ) 31歳 右左

台北市出身

大理高中-台北體院(榮工)-興農牛代訓-興農牛(08~12)-義大犀牛(13~14)-統一7-ELEVEn獅(15~) 06年代訓D3位

 

興12 33試合(22先発) 5勝14敗1S 122IP ERA5.16 K/9 7.75 BB/9 4.13 K/BB 1.88 GO/AO0.92 FIP4.43  QS31.8%

義13 19試合(6先発) 1勝3敗 45IP ERA5.60 K/9 8.40 BB/9 3.40 K/BB 2.47 GO/AO1.21 FIP3.62 QS16.7% 

義14 6試合(1先発) 2敗 13IP ERA7.62 K/9 8.31 BB/9 6.23 K/BB 1.33 GO/AO0.86 FIP4.32 QS0% 

 

戦力外から拾われた右腕。昨年義大を戦力外となった後他3球団の春季キャンプに参加し入団テストを受けるという、移籍金の高いFA選手を上回る異例の人気ぶりだった。その中にあって統一に決めた要因は契約条件が良かったことの他に郭泰源投手コーチ兼ヘッドがいたのも大きかったとのこと。今年の契約は月給9万元、出来高20万元、昨年10月に右肘の関節鏡手術を受けたが3月初旬からオープン戦で登板をこなし141kmをマークするなど順調。興農、義大で4年間先発として投げぬいた実績ある右腕はリリーフとしてチームの勝利に貢献する。

 

 

14 林子崴(リン・ズーウェイ) 20歳 左左

基隆市出身

穀保家商-新北市-中國文化大學-統一7-ELEVEn獅(15~) 15年D1位

 

チーム史上最高額530万元の契約金を手にした将来の左腕エース候補。ブレーブス、ツインズも獲得に興味を示した左腕はストレートの球速こそ137~142km前後と平凡ながら、スライダーとカーブと合わせてコマンドに長け、かつ最近は二種類のチェンジアップも投げ始め投球のバリエーションが増した。牽制技術の上手さにも定評があり、すぐにでもローテ3、4番手を争えるだけの実力は既に持ち合わせている。しかし高校時代に左肘と腰の故障歴があり焦りは禁物。チームはオールスター後に一軍でリリーフから登板機会を与える方針だが、先発ローテが薄いチーム事情ゆえ今年からまっさらな先発のマウンドで彼の登板が見られる可能性も十分にある。

 

 

40 郭力瑋(グォ・リーウェイ) 18歳 右右

台南市出身

南英商工-統一7-ELEVEn獅(15~) 15年D6位

 

今年のドラフト指名選手でチーム唯一の高卒右腕。高卒ながらボールのキレ、制球、変化球を武器にできる右腕で、オーバースローからカーブ、チェンジアップといった縦方向の変化球を主に投じる。ストレートの最速は142km。9月のU-18ではチェコ戦に先発し5回を無失点に抑え勝利に貢献した。

 

 

54 郭恆孝(グォ・ヘンシャオ) 26歳 左左

台東縣出身

福岡第一高-福岡経済大学-新潟アルビレックス-崇越隼鷹-統一7-ELEVEn獅(15~) 15年D8位

 

陽岱鋼の高校での後輩にあたる左腕。高校時代は最速147kmをマークする怪物左腕としてNPB10球団のスカウトが注目するほどの存在だったが、高3時の肘の故障によりドラフトでの指名が見送られ、大学でも計200IPを投げERA3.33と成績は悪くはなかったが肘の故障が完治しておらずやはりドラフトでの指名はなく、新潟でプレー後台湾に戻った経歴を持つ。138~146kmのノビのあるストレートとスライダー、チェンジアップが主な持ち球の本格派だが制球難が課題。二軍では3試合に投げ4.1IP ERA10.39と結果は残せていないものの、先発ローテが薄いチーム事情もあり9月16日に一軍初登板、初先発を果たした。


 

・捕手

 

34 高志綱(ガオ・ジーガン) 34歳 右右 C

台中市出身

穀保家商-台灣體院-合作金庫-統一獅(05~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 04年代訓D1位


統12 104試合 .322(339-109) 2本 37点 5盗塁 .372/.401 OPS.773 BB% 6.39% K% 8.70% RCWIN 0.08 6失策 守備率.991 CS% 45.6%

統13 90試合 .310(284-88) 1本 30点 5盗塁 .366/.373 OPS.739 BB% 6.96% K% 12.03% RCWIN 0.32 3失策 守備率.994 CS% 30.6%

統14 86試合 .262(260-68) 0本 26点 4盗塁 .333/.323 OPS.656 BB% 7.48% K% 10.20% RCWIN -0.32 6失策 守備率.988 CS% 26.4%

 

言わずと知れた統一の司令塔。だがここ数年は年齢からか成績が下降気味で、特に阻止率の悪化が気になるところ。打撃に関しては8月23日まで3割をキープも9月打率.200(50-10)10月打率.000(7-0)と息切れ。今年は肉離れにより開幕に間に合わないことが確定。このまま若手捕手に出番を譲ってしまうのか、それともベテランの意地を見せ踏みとどまるか。

 

 

15 涂壯勳(トゥ・ジュアンシュン) 33歳 右右 C

台南市出身

南英商工-中國文化大學-國家儲訓-統一獅代訓-統一獅(06~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 04年代訓D2位


統12 31試合 .288(73-21) 1本 9点 1盗塁 .321/.356 OPS.677 BB% 3.75% K% 18.75% RCWIN -0.16 2失策 守備率.985 CS% 29.4%

統13 10試合 .167(12-2) 0本 2点 0盗塁 .231/.167 OPS.397 BB% 7.69% K% 23.08% RCWIN -0.15 0失策 守備率1.000 CS% 33.3%

統14 50試合 .202(124-25) 0本 5点 0盗塁 .231/.218 OPS.449 BB% 2.96% K% 33.33% RCWIN -1.09 2失策 守備率.990 CS% 22.2%

 

ついに日の目を見たベテラン捕手。昨年は自己最多タイの出場試合数、そしてプロ9年目にして初のオールスター出場を果たすなど充実の一年。バックアップとしての長年の貢献が認められオフには月給13万元で2年契約。名字は「涂」ではなく「凃」であるが珍しい名字であるがゆえ、以前は職棒公式サイトなどでも間違えられていた。

 

 

2 陳俊輝(チェン・ジュンフイ) 34歳 右右 C

台東縣出身

台東農工-嘉義大學-台灣電力-國家儲訓-統一獅代訓-統一獅(05~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 03年代訓D8位


統12 9試合 .188(16-3) 0本 0点 0盗塁 .188/.250 OPS.438 BB% 0.00% K% 25.00% RCWIN -0.20 1失策 守備率.952 CS% 25.0%

統13 51試合 .279(129-36) 4本 17点 1盗塁 .319/419 OPS.737 BB% 2.17% K% 19.57% RCWIN 0.11 3失策 守備率.987 CS% 31.4%

統14 14試合 .179(28-5) 0本 4点 0盗塁 .281/250 OPS.531 BB% 0.00% K% 21.88% RCWIN -0.21 0失策 守備率1.000 CS% 27.3%

 

二番手捕手は譲らないベテラン。13年に4HRを放つなど活躍し副キャプテンとして迎えた昨年は凃壯勳と入れ替わる形で三番手捕手に降格してしまった。二軍では35試合 打率.265 OPS.630 CS% 30.8%。今年は手の怪我により開幕に間に合うかは微妙。

 

 

32 王寶篁(ワン・バオファン) 27歳 右右 2B RF C CF 

台南市出身

南英商工-中國文化大學-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(12~) 10年D11位


統12(二軍) 42試合 .242(120-29) 0本 17点 6盗塁 .394/.267 OPS.661 BB% 18.59% K% 13.46% 8失策 守備率.920

統13(二軍) 56試合 .212(146-31) 0本 17点 14盗塁 .328/.226 OPS.554 BB% 14.92% K% 14.92% 2失策 守備率.990

統14 6試合 .429(7-4) 0本 1点 1盗塁 .500/.429 OPS.929 BB% 12.50% K% 37.50% RCWIN 0.05 0失策 守備率1.000 CS% 0.0%

 

二軍で2シーズンを過ごし新人王の資格さえ失っていた男が昨年は何と開幕戦で「9番・二塁」で一軍初出場、2安打1打点で試合のMVPにまで選ばれるおまけまでついた。一軍出場は4月4日を最後に残りを二軍で過ごし54試合で打率.217 OPS.550と打撃は期待できないが二軍で3シーズン二桁盗塁を記録した足と捕手、二塁、外野をこなせるユーティリティーぶりでどこまで今年は一軍で姿を見られるか。

 

 

65 薛惟中(シュエ・ウェイジョン) 25歳 右右 C LF RF

高雄市出身

高苑工商-高苑科技大學-La New熊レンタル-台中威達-統一7-ELEVEn獅(14~) 13年D6位

 

統14 1試合 .000(1-0) 0本 0点 0盗塁 .000/.000 OPS.000 BB% 0.00% K% 100.00% 0失策 守備率1.000

 

成長著しい若手捕手。昨年は二軍で正捕手としてマスクを被りフルシーズンを戦い抜き、ウイークポイントと言われていたバッティングも二軍で打率.300 OPS.775と結果を残し、盗塁阻止率も34.0%と上々。シーズン中は良いミートポイントを求めてヒット狙いのバッティングをしていたが秋季キャンプで立石元コーチからフルスイングするようアドバイスされ更にボールを上手く捉えられるようになったとのこと。一時期108kgと174cmの身の丈には重すぎた体重も大きく減らし、打てる捕手として高志綱に次ぐ二番手捕手のチャンスをうかがう。高志綱が怪我で開幕に間に合わない可能性が高く、開幕スタメンが濃厚、オープン戦でも積極的に起用されている。

 

 

29 郭峻偉(クォ・ジュンウェイ) 23歳 右右 C

台南市出身

高苑工商-國立體大-統一7-ELEVEn獅(14~) 14年D3位

 

統14(二軍) 8試合 .273(11-3) 0本 0点 0盗塁 .429/.364 OPS.793 BB% 14.29% K% 0.00% 0失策 守備率1.000 CS% 25.0%

 

経験を積みたい若手捕手。昨年行われた21Uワールドカップではオーバーエイジ枠ながら代表候補40人に入ったが、惜しくも最終24人には残らず。

 

 

52 林志賢(リン・ジーシェン) 23歳 右右 C SS

高雄市出身

三民高中-華德工家-台灣體育大學-兄弟象レンタル-台湾電力-統一7-ELEVEn獅(15~) 15年D4位

 

捕手と遊撃を器用にこなす選手。昨年は21Uで主力捕手として優勝に貢献し一軍でも即戦力として期待される。打撃は選球眼は平凡もミートに長けるも、慢性的とも噂される腰の怪我が悪影響を及ぼさないかが心配。捕手としては誘い球を用いず勝負し打者の弱点を攻める強気なリードを見せ、遊撃では広い視野と強肩を持ち守備範囲も広いとの評価、ただ内野の不規則なゴロを処理する際にボールの掴みが甘いとキャッチミスをしてしまうことがしばしば。プロでも捕手か遊撃か起用に悩むところだが体重が以前よりも重くなり遊撃としてはスピードに欠けていることもあり、まず二軍で捕手としての適性をチームはチェックする方針。

 

 

・内野手

 

25 鄧志偉(デン・ジウェイ) 27歳 右左 1B 

宜蘭縣出身

中道中學-中國文化大學-桃園航空城-統一7-ELEVEn獅(12~) 11年D2位

 

統12 99試合 .273(304-83) 11本 52点 2盗塁 .341/.457 OPS.798 BB% 8.28% K% 20.12% RCWIN 0.45 9失策 守備率.988

統13 106試合 .308(370-114) 10本 59点 1盗塁 .357/.478 OPS.835 BB% 6.28% K% 18.09% RCWIN 1.50 7失策 守備率.986

統14 114試合 .258(383-99) 11本 57点 5盗塁 .339/.399 OPS.739 BB% 8.99% K% 22.92% RCWIN 0.52 6失策 守備率.988

 

安定した活躍を期待したい左の大砲。昨年は7月までに11HRを放つも8月以降はピタリと当たりが止まりHRはなし。OPSも8月.715→9月.642→10月.125と下降線を辿った。またHRの内訳もランナーなしで7HR、ランナー一塁で4HRとチャンスでの効果的な一発がなく得点圏の成績は打率.217 0HRと主軸としては寂しい成績。パワーは誰も認めるところなので一年間活躍できる安定感がほしいところ。今年は高國慶以外にも張泰山が一塁を守る可能性もあるためうかうかとはしていられない。

 

 

13 陳鏞基(チェン・ヨンジー) 32歳 右右 SS 3B

台東縣出身

高苑工商-國立體院-マリナーズ-アスレチックス-パイレーツ-統一7-ELEVEn獅(11~) 10年D1位


統12 104試合 .273(392-107) 8本 57点 6盗塁 .348/.398 OPS.746 BB% 10.31% K% 13.23% RCWIN -0.09 18失策 守備率.961

統13 101試合 .314(385-121) 9本 51点 18盗塁 .376/.439 OPS.815 BB% 9.24% K% 10.62% RCWIN 1.77 18失策 守備率.958

統14 100試合 .314(353-111) 6本 54点 14盗塁 .367/.442 OPS.809 BB% 7.36% K% 14.72% RCWIN 1.33 17失策 守備率.959

 

不動の遊撃レギュラー。2年連続でWin Sharesはチームトップも、昨年の遊撃でのベストナインは意外にも初めての個人タイトル。今年は膝の状態を考慮して三塁へのコンバートの可能性もあったが、遊撃を守れる楊家維の病気による離脱、黃恩賜の守備への不安などから結局今年も遊撃として起用される見込み。今年から打撃コーチを務めるフィル・プランティアーとは彼がマリナーズでコーチをしていた時期にスプリングトレーニングで会っており、久々の再会となった。

 

 

69 林志祥(リン・ジーシャン) 28歳 右左 2B 3B SS

台東縣出身

高苑工商-中國文化大學-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(11~) 09年D2位


統12 102試合 .282(344-97) 2本 33点 10盗塁 .339/.346 OPS.685 BB% 6.67% K% 13.58% RCWIN -0.51 11失策 守備率.975

統13 99試合 .308(351-108) 1本 50点 23盗塁 .352/.362 OPS.714 BB% 6.19% K% 9.79% RCWIN 0.28 10失策 守備率.978

統14 93試合 .308(354-109) 0本 22点 22盗塁 .349/.370 OPS.719 BB% 5.25% K% 9.71% RCWIN 0.70 12失策 守備率.976

 

1番打者候補の内野手。昨年は途中怪我で開幕は出遅れ、シーズン中も多少の離脱はあったがそれでも13年に続く安定した活躍を見せ6月、7月、9月はいずれも打率3割台後半。2年連続で20盗塁以上と足にも自信があり昨年82試合務めた1番の座を今年も狙っていく。そのためには出塁率をもう少し高めたいところ。

 

 

68 高國慶(ガオ・グォチン) 37歳 右右 1B 3B

台東縣出身

美和中學-台灣體院-國家儲訓-統一獅(04~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 03年D4位


統12 114試合 .266(432-115) 13本 82点 1盗塁 .342/.424 OPS.766 BB% 9.43% K% 13.73% RCWIN -0.01 19失策 守備率.962

統13 112試合 .294(418-123) 6本 46点 3盗塁 .331/.383 OPS.714 BB% 5.37% K% 14.32% RCWIN -0.06 13失策 守備率.985

統14 107試合 .262(340-89) 2本 32点 1盗塁 .318/.329 OPS.647 BB% 7.01% K% 13.21% RCWIN -0.82 7失策 守備率.991

 

成績が下降気味のベテラン。昨年は入団以来最少となる2HRに終わり大きく足を引っ張った。今年から日本人の奥さんと早産で産まれた双子は台湾で生活する予定で、これまでなかなか会えなかった家族にも会えることが野球にもプラスとなりそうだ。

 

 

11 黃恩賜(ファン・エンス) 27歳 右右 3B SS

花蓮縣出身

開南商工-成功商水-國立體院-中信鯨レンタル-台北市-國家儲訓-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(12~) 10年D5位


統12 42試合 .224(98-22) 1本 6点 5盗塁 .306/.265 OPS.572 BB% 7.14% K% 16.07% RCWIN -0.43 11失策 守備率.896

統13 48試合 .235(102-24) 1本 8点 8盗塁 .295/.314 OPS.608 BB% 7.02% K% 21.05% RCWIN -0.17 6失策 守備率.944

統14 99試合 .226(288-65) 1本 36点 8盗塁 .276/.278 OPS.553 BB% 6.05% K% 19.43% RCWIN -1.57 21失策 守備率.931

 

守備の安定感高めたい内野手。昨年は本人が振り返る曰く「調整が早すぎた」ことで前期終了時点で.260あった打率が後期息切れし最終的には.226まで落ちた。昨年は背番号1をつけていたが今年から1はファンの背番号となったため11に変更。守備はお世辞にも上手いとは言えず、昨年遊撃(41試合)より三塁(64試合)で多く出場したにもかかわらず失策数は遊撃で14個、三塁で7個の計21失策。今年は昨年と同じく三塁での出場が多いと見られるが消去法のレギュラーと言われないためにも打撃、守備の両方でレベルアップが求められる。

 

 

3 劉育辰(リョウ・ユーチェン) 30歳 右右 3B SS 2B

嘉義縣出身

南英商工-中國文化大學-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(09~) 07年D4位


統12 25試合 .224(49-11) 0本 4点 0盗塁 .283/.224 OPS.508 BB% 7.41% K% 24.07% RCWIN -0.36 3失策 守備率.952 

統13 65試合 .254(169-43) 2本 16点 0盗塁 .324/.331 OPS.656 BB% 7.85% K% 17.28% RCWIN -0.43 11失策 守備率.955

統14 61試合 .214(145-31) 2本 11点 1盗塁 .269/.255 OPS.524 BB% 6.29% K% 20.13% RCWIN -0.89 13失策 守備率.882

 

内野のバックアップとしてチームを影で支える選手。昨年は三塁を中心に遊撃、二塁も守った。しかし成績は13年より悪化、何より守備率9割を切っているのはいただけない。スタメンが少なく途中出場が多いから守りへのリズムが作りにくいかもしれないが、与えられた役割はしっかり果たしたい。昨年は対右打率.171に対し、対左打率.325。

 

 

9 周廣勝(ジョウ・グァンシェン) 31歳 右右 2B 3B

台東縣出身

台東農工-台北體院(榮工)-合作金庫-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(10~) 08年D5位


統12 49試合 .233(90-21) 0本 7点 0盗塁 .317/.256 OPS.572 BB% 9.52% K% 11.43% RCWIN -0.60 1失策 守備率.993

統13 57試合 .259(135-35) 0本 15点 0盗塁 .297/.319 OPS.615 BB% 4.61% K% 15.79% RCWIN -0.42 6失策 守備率.968

統14 51試合 .242(128-31) 0本 17点 0盗塁 .300/.305 OPS.605 BB% 6.90% K% 17.24% RCWIN -0.68 3失策 守備率.987

 

主に二塁を守るバックアップ。昨年はほぼ林志祥がスタメンを外れたときの代わりの二塁手として7番、9番に入ることが多かった。

 

 

7 李育儒(リ・ユールー) 26歳 右左 SS 2B

雲林縣出身

穀保家商-輔仁大學-國家儲訓-統一7-ELEVEn獅代訓-台中威達-統一7-ELEVEn獅(12~) 10年D8位


統12 56試合 .108(65-7) 0本 1点 1盗塁 .157/.108 OPS.265 BB% 5.41% K% 25.68% RCWIN -0.95 8失策 守備率.934

統13 30試合 .196(46-9) 0本 4点 0盗塁 .224/.261 OPS.485 BB% 4.08% K% 18.37% RCWIN -0.37 6失策 守備率.933

統14 7試合 .000(14-0) 0本 0点 0盗塁 .000/.000 OPS.000 BB% 0.00% K% 14.29% RCWIN -0.30 2失策 守備率.867

 

昨年はシーズンをほぼ二軍で過ごし遊撃レギュラーとして出場。(50試合 OPS.623)一軍では自己最少の7試合、安打なし、2失策という惨憺たる成績に。長打力がなく、足も一軍通算93試合でわずか1盗塁とアピールできておらず、陳鏞基離脱時のバックアップとしては物足りない。

 

 

21 楊家維(ヤン・ジャーウェイ) 20歳 右右 3B SS 

新北市出身

平鎮高中-桃園航空城-統一7-ELEVEn獅(14~) 14年D2位

 

統14 1試合 .000(0-0) 0本 0点 0盗塁 .000/.000 OPS.000 BB% 0.00% K% 0.00% RCWIN - 0失策 守備率1.000

 

思わぬアクシデントに見舞われたプロスペクト。ルーキーイヤーの昨年はシーズン最終戦となった10月12日の兄弟戦の7回裏から劉育辰に代わり三塁に入り一軍デビュー。二軍では22試合で打率.286、二塁打6本、8盗塁と今後が楽しみな数字を残した。しかし今年一月末に腎臓病が発覚。幸い大事には至らなかったが一カ月から半年の治療が必要とのこと。新人王の有力候補だっただけに残念だが今はとにかく病気の治療が最優先。元気な姿でグラウンドに戻ってきてもらいたい。

 

 

50 買嘉儀(マイ・ジャーイー) 29歳 右右 1B LF RF 

台南市出身

善化高中-國立體院(台灣啤酒)-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(10~) 08年D3位


統13(二軍) 52試合 .270(178-48) 1本 34点 4盗塁 .364/.371 OPS.735 BB% 11.90% K% 12.38% 2失策 守備率.995

統14(二軍) 52試合 .327(171-56) 7本 35点 6盗塁 .450/.503 OPS.953 BB% 16.82% K% 10.91% 3失策 守備率.994

 

野手転向3年目で念願の一軍初打席を夢見る選手。昨年は二軍で本塁打、打点の二冠に。一塁しか主に守ってこなかったが、野手転向直後に守っていた外野の練習も始めその打棒が一軍で日の目を見る時を待つ。

 

 

36 李文傑(リ・ウェンジェ) 21歳 右右 2B 3B SS LF

台南市出身

南英商工-統一7-ELEVEn獅(13~) 13年高D4位


統13(二軍) 26試合 .333(81-27) 0本 11点 1盗塁 .415/.383 OPS.798 BB% 12.77% K% 11.70% 5失策 守備率.954 

統14(二軍) 52試合 .264(125-33) 0本 11点 3盗塁 .358/.320 OPS.678 BB% 12.67% K% 12.67% 10失策 守備率.933

 

昨年は二塁、三塁、遊撃、左翼の4ポジションを守り一年間二軍の試合で経験を積んだ。楊家維と呉國豪の兵役による離脱で一軍昇格のチャンスが出てきたか。

 

 

4 吳國豪(ウー・グォハオ) 19歳 右右 2B SS 3B

台南市出身

平鎮高中-統一7-ELEVEn獅(14~) 14年D4位

 

統14(二軍) 12試合 .235(34-8) 0本 6点 1盗塁 .316/.382 OPS.698 BB% 10.53% K% 10.53% 3失策 守備率.933

 

未来の統一の内野陣を支えるであろうプロスぺクト。3月10日から4カ月間の兵役のため離脱、今年一軍での出場の可能性はほぼなくなった。本人は「プロで安定してから兵役に行きたくなかったし、遅かれ早かれ兵役に行くことは決まっていたので来年頑張る」と早くも来年を見据えている。

 

 

5 郭阜林(グォ・フーリン) 24歳 右右 3B 1B LF SS RF

台南市出身

國立體育學院-ヤンキース-國訓中心-統一7-ELEVEn獅練習生-統一7-ELEVEn獅(15~) 15年D7位

 

器用さと打撃でアピールしたい選手。「Aロッドの後継者」との評価を受け09年12月にヤンキースに入団したが打撃に苦しみ、シーズンでOPSが.700を超えたのも11年のRk(.769)のみ。13年にはA、A+でプレーし計53試合 打率.196 1本 12打点、3Bの守備率が9割を切る不振でリリースされた。昨年は兵役問題の解決のため國訓に入団しポップコーンリーグにも出場。今季は開幕から統一の練習生となり、ドラフトで指名され正式に選手登録された。二軍ではマイナー時代の不振が嘘のように打ちまくり8月11日現在で33試合 打率.347 6本 25打点 OPS1.059。ポジションも既に5個守るなど器用さも見せているが、一軍で起用される可能性の高い3Bとしての守備率はサンプルは少ないながらも8割と不安が残る。

 

 

27 江亮緯(ジャン・リャンウェイ) 19歳 右右 2B 3B CF RF

嘉義出身

南英商工-統一7-ELEVEn獅(15~) 15年D9位

 

今後の伸びしろに期待したい選手。170cm、76kgと小柄な体格ながら高校時代は主軸として活躍しパワー、俊足、強肩を兼ね備える。高校時代は主に外野を守っていたがプロでは二塁手としての登録。

 

 

・外野手

 

56 劉芙豪(リョウ・フーハオ) 37歳 右右 RF CF

台中市出身

中華中學-台北體院-合作金庫-統一獅(04~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 03年D1位


統12 110試合 .254(374-95) 6本 37点 14盗塁 .345/.350 OPS.695 BB% 11.32% K% 15.01% RCWIN -0.48 4失策 守備率.979

統13 68試合 .265(211-56) 1本 27点 5盗塁 .373/.355 OPS.728 BB% 13.44% K% 13.44% RCWIN 0.07 7失策 守備率.957

統14 109試合 .271(417-113) 11本 58点 13盗塁 .339/.415 OPS.754 BB% 8.80% K% 17.17% RCWIN 0.56 4失策 守備率.983

 

復調したベテラン。3年ぶりにHR数、7年ぶりに捕殺数(11)を2桁に乗せオフにはFA権を取得も生涯統一を宣言し残留、2年契約を結んだ。上位打線には変わらず欠かせない存在で今年は残り59本に迫った通算1000本安打、残り18本となった通算100本塁打が目標となる。

 

 

55 潘武雄(パン・ウーション) 34歳 左左 LF 

屏東縣出身

美和中學-合作金庫-統一獅(06~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 05年D2位


統12 94試合 .388(312-121) 9本 57点 4盗塁 .506/.596 OPS1.103 BB% 17.57% K% 14.73% RCWIN 3.96 0失策 守備率1.000

統13 74試合 .300(253-76) 2本 43点 4盗塁 .385/.383 OPS.769 BB% 11.46% K% 12.50% RCWIN 0.72 2失策 守備率.983

統14 85試合 .267(296-79) 7本 50点 10盗塁 .367/.416 OPS.782 BB% 12.89% K% 18.62% RCWIN 1.12 0失策 守備率1.000

 

フルシーズンでの活躍が待たれる左の巧打者。昨年も主に「3番・左翼」でスタメン出場が多かったが、例年通り離脱なしでシーズンを終えることは出来ず。9月7日の兄弟戦で左手の中指を挫傷、当初は約4日でチームに戻れるはずが検査の結果靭帯損傷だったことが判明し、以降試合に戻ることはなかった。

 

 

6 唐肇廷(タン・ジャオティン) 28歳 右左 CF LF RF

高雄市出身

三民高中-國立體院(台灣啤酒)-中信鯨レンタル-タイガース-崇越科技-國訓中心-統一7-ELEVEn獅(13~) 12年D2位


統13 111試合 .255(349-89) 3本 36点 14盗塁 .303/.338 OPS.641 BB% 6.25% K% 14.06% RCWIN -0.66 4失策 守備率.980

統14 84試合 .280(250-70) 3本 23点 4盗塁 .307/.348 OPS.655 BB% 3.35% K% 12.27% RCWIN -0.26 1失策 守備率.994

 

獅のイケメンセンター。開幕当初は1番、2番を打っていたが相変わらずの出塁率の低さから下位打線に回されるように。今年も引き続きセンターの座を羅國龍と争うことになるとみられるが更にアプローチに難があるためまだ唐肇廷に分があるか。9月14日の兄弟戦では初の1試合2HR。

 

 

24 郭岱琦(グォ・ダイチ) 34歳 右左 LF RF

台東縣出身

台東體中-台北體院(榮工)-統一獅(05~07)-統一7-ELEVEn獅(08~) 04年D1位


統12 73試合 .284(218-62) 6本 30点 5盗塁 .358/.427 OPS.784 BB% 8.91% K% 15.79% RCWIN 0.34 2失策 守備率.983

統13 42試合 .245(106-26) 3本 15点 1盗塁 .362/.368 OPS.730 BB% 14.84% K% 19.53% RCWIN 0.04 0失策 守備率1.000

統14 82試合 .230(200-46) 5本 27点 0盗塁 .316/.345 OPS.661 BB% 10.96% K% 22.37% RCWIN -0.23 2失策 守備率.979

 

ベテラン中距離ヒッター。前期開幕してすぐは3番に固定されていたが徐々に6番を打つことが多くなっていった。昨年の5HRのうち4HRは義大戦からで打率も兄弟戦.176 Lamigo戦.188の中で.308と唯一の3割台と相性が良かった。

 

 

8 羅國龍(ルォ・グォロン) 26歳 右右 CF

花蓮縣出身

穀保家商-台北體院-崇越科技-統一7-ELEVEn獅(14~) 13年D4位

 

統14 52試合 .280(150-42) 0本 14点 4盗塁 .319/.360 OPS.679 BB% 4.82% K% 25.30% RCWIN -0.14 4失策 守備率.965

 

昨年は7月前半から8月中旬まで2番に定着したが、2三振以上の試合が10試合もあるなど三振の多さも目立った。本人もそれは重々自覚しており、「今年は自分の打撃スタイルを持って先に狙うコースを設定して打席に入るようにしたい」と話している。二軍では31試合 打率.312 OPS.930 7盗塁と好成績で三振も93打席で11個と特別多くはなかった。高評価を得ていた守備では6捕殺を記録する一方4失策。

 

 

20 郭俊佑(グォ・ジュンヨウ) 31歳 右右 CF LF RF

台北市出身

台中高農-台灣體院(富邦公牛)-統一獅代訓-統一7-ELEVEn獅(08~) 06年D1位


統12 80試合 .259(201-52) 11本 37点 3盗塁 .361/.473 OPS.834 BB% 11.67% K% 26.67% RCWIN 0.38 3失策 守備率.977

統13 74試合 .257(210-54) 9本 27点 1盗塁 .322/.424 OPS.746 BB% 7.39% K% 21.74% RCWIN 0.07 2失策 守備率.984

統14 51試合 .227(132-30) 1本 10点 1盗塁 .311/.295 OPS.606 BB% 8.78% K% 29.05% RCWIN -0.39 2失策 守備率.973

 

右のパワーヒッター。昨年はわずか1HRと自慢の長打力を見せられず。昨年は中堅で26試合出場とプロに入り初めて左翼と右翼両コーナーより多い出場試合数。

 

 

61 朱元勤(ジュ・ユエンチン) 29歳 右左 CF LF RF

新北市出身

強恕中學-國立體院(台灣啤酒)-合作金庫-統一7-ELEVEn獅代訓-統一7-ELEVEn獅(11~) 09年D3位


統12 39試合 .233(73-17) 1本 6点 3盗塁 .356/.342 OPS.699 BB% 10.87% K% 26.09% RCWIN -0.04 0失策 守備率1.000

統13 11試合 .286(21-6) 0本 2点 2盗塁 .444/.429 OPS.873 BB% 18.52% K% 25.93% RCWIN 0.19 0失策 守備率1.000

統14 21試合 .231(39-9) 1本 1点 0盗塁 .302/.333 OPS.636 BB% 9.30% K% 23.26% RCWIN -0.09 0失策 守備率1.000

 

抜群を目を持つ外野手。二軍でのIsoDは5年連続で.100以上、一軍でも13年まで4年連続と選球眼の良さを見せる。オープン戦では打率.385と好調で開幕一軍を勝ち取った。7月6日の義大戦で蕭一傑に背中を通るボールを投げられ激昂、軽い乱闘に。

 

 

58 方昶詠(ファン・チャンヨン) 25歳 右右 CF LF RF

台南市出身

高苑工商-嘉義大學-台中威達-桃園航空城-統一7-ELEVEn獅(14~) 13年D8位

 

統14 18試合 .192(26-5) 0本 3点 1盗塁 .222/.269 OPS.491 BB% 3.57% K% 35.71% RCWIN -0.09 0失策 守備率1.000

 

獅のスピードスター。ルーキーイヤーの昨年は開幕一軍入りを果たし、二軍では44試合で22盗塁とその走力を見せつけ盗塁王に。一軍では1盗塁に留まるも今年は代走などで更に一軍でアピールできるか。

 

 

57 張竣凱(ジャン・ジュンカイ) 21歳 右右 LF RF CF 3B C

高雄市出身

南英商工-統一7-ELEVEn獅(13~) 13年高D3位

 

統13(二軍) 21試合 .281(57-16) 0本 3点 1盗塁 .328/.316 OPS.644 BB% 3.28% K% 27.87% 1失策 守備率.966

統14(二軍) 47試合 .274(84-23) 1本 12点 4盗塁 .297/.405 OPS.702 BB% 4.35% K% 27.20% 0失策 守備率1.000

 

走攻守揃った選手を目指すプロスペクト。まだ20歳ながら昨年は5ポジションを守り、三塁と捕手でも1試合出場。まだBB%、K%共に数値は芳しくなく、ストライクゾーンを理解した打撃ができているとは言い難い。

 

 

59 莊駿凱(ジュアン・ジュンカイ) 24歳 右右 LF SS CF 2B 3B RF 1B

台南市出身

南英商工-統一7-ELEVEn獅レンタル-長榮大學-中信兄弟練習生-統一7-ELEVEn獅練習生-統一7-ELEVEn獅(15~) 15年D10位

 

打撃でアピールしたい練習生上がりのルーキー。今季は統一の練習生としてプレーし二軍では打撃でアピールし盗塁の多さも光る。守備は本職のLF以外にも計7ポジションをこなし守備範囲も広いものの、内野守備は合格点をつけられるレベルではない。まずは一軍で代走、守備固めといった出場機会から外野手としてチャンスを掴んでいきたい。

 

 

・指名打者


49 張泰山(ジャン・タイシャン) 39歳 右右

台東縣出身

美和中學-時報鷹成棒隊-味全龍(96~99)-興農牛(00~10)-統一7-ELEVEn獅(11~) 96年特考


統12 117試合 .333(448-149) 17本 96点 2盗塁 .380/.527 OPS.906 BB% 5.51% K% 12.04% RCWIN 1.71 6失策 守備率.973

統13 119試合 .289(470-136) 9本 90点 1盗塁 .329/.417 OPS.746 BB% 4.36% K% 10.50% RCWIN 0.04 守備機会なし

統14 57試合 .280(175-49) 5本 28点 0盗塁 .340/.406 OPS.746 BB% 8.38% K% 16.75% RCWIN 0.18 守備機会なし

 

職棒初のプロ20年目を迎える大ベテラン。昨年は故障がないにもかかわらずプロ入り最少の出場57試合。スタメンを外されることが多く二軍落ちを経験し二軍でも17試合に出場。これには陳連宏監督の確執を噂されたり、監督に対する批判の声もあった。今年はオープン戦から「4番・DH」で起用されており残り14本に迫った通算300号達成なるか。育毛剤「落建」のCMに出演、「私が使ってももう間に合いません」という自虐ネタが話題に。

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